<< FreeBSD で記録型 DVD を使う >>
(2003/01/16)
ここでいう「記録型 DVD」というのは、要するに
- DVD-R
- DVD-RW
- DVD+R
- DVD+RW
- DVD-RAM
のことです。
ただ、私の手元にあるのは DVD+-R/RW なので、DVD-RAM はここでは触れません。
DVD-RAM に関しては探すと古くからかなりの情報があるので、そっちを参照して下さい。
(DVD-RAM の使い勝手としては MO とか PD みたいなもんですね)
当然ですが、環境による差があると思いますので細かい部分は各自で検証お願い致します。
■ 環境 ■
以下の環境で確認しました。
- Pentium4-based PC (EPSON/DELL)
- メルコ DVM-4222FB (ATAPI 接続)
- FreeBSD 4.7-RELEASE
- FreeBSD 4.7-STABLE
- FreeBSD 5.0-RC3
DVM-4222FB の中身は SONY DW-U10A で、x4 DVD-R / x2 DVD-RW / x2.4 DVD+R / x2.4 DVD+RW なドライブです。
■ バージョン別の確認 ■
結論から言うと、以下のような感じです。
| Ver. | DVD-R | DVD-RW |
DVD+R | DVD+RW |
| 4.7-R | × | × |
△(burncd) | × |
| 4.7-S | ◎(cdrecord) | ○(cdrecord) |
△(burncd) | × |
| 5.0-RC | ◎(cdrecord) | ○(cdrecord) |
△(burncd) | ○(burncd) |
◎ … FreeBSD/Windows で普通の DVD-ROM ドライブで扱える
○ … FreeBSD/Windows で普通の DVD-ROM ドライブで扱えるが、一部ドライブで扱えない
△ … 焼いた環境なら扱えることもあるような…
× … そもそも焼けない
なお、焼く内容は mkisofs で作成した 300M〜1.8G くらいの容量の iso9660 のディスクイメージです。
○FreeBSD 4.7-RELEASE
4.7-RELEASE では、かろうじて DVD+R が burncd で焼けるのみで、他メディアは手が出ませんでした。
その DVD+R も fixate がエラーとなってしまうためディスクのクローズができず、FreeBSD でも使えたり使えなかったりという感じでした。
なお、burncd で -t を付けても本当に焼いてしまうという状況を確認しました。
テストは一切できないと思われますので、メディアを捨てる気で確認して下さい。
○FreeBSD 4.7-STABLE
4.7-STABLE でも、DVD+R/+RW については 4.7-RELEASE と同様の状況でした。
5.0-CURRENT から burncd のソースを持ってきたりもしたのですが、ata ドライバ側の問題なような気がします。
しかし、atapicam デバイスにより atapi のドライブを SCSI から使うことができるようになっているため、cdrecord-ProDVD によって DVD-R/-RW を焼くことが可能です。
atapicam デバイスを利用するには、カーネルのコンフィグに
device ata
device atapicd
device atapicam
device scbus
device cd
decice pass
が必要です。
これらを加えた上でカーネルを再構築し、再起動後 SCSI デバイスとして認識していることを確認して下さい。
以下のような感じで表示されます
:
acd0: CD-RW <CD-R/RW RW7200A> at ata1-master PIO4
acd1: DVD-R <SONY DVD RW DW-U10A> at ata1-slave PIO4
Mounting root from ufs:/dev/ad0s1a
cd0 at ata1 bus 0 target 0 lun 0
cd0: <CD-R/RW RW7200A 1.10> Removable CD-ROM SCSI-0 device
cd0: 16.000MB/s transfers
cd0: Attempt to query device size failed: NOT READY, Medium not present
cd1 at ata1 bus 0 target 1 lun 0
cd1: <SONY DVD RW DW-U10A 1.1a> Removable CD-ROM SCSI-0 device
cd1: 16.000MB/s transfers
cd1: Attempt to query device size failed: NOT READY, Medium not present
:
※ Windows だと DMA33 で継がるのになぁ (汗;
確認したら、cdrecord の FTP サイト から cdrecord-prodvd-2.0-i386-unknown-freebsd4.4 を持ってきて使います。
個人・研究・教育目的の場合は freekey を使えますが、それ以外は「要問合せ」ということです。
cdrecord-wrapper.sh と README を参考にして下さい。freekey は README 内に書かれています。
設定さえ済んでしまえば cdrecord-wrapper.sh -dao image,img のような感じで焼けば良いかと。
DVD-RW の消去は cdrecord-wrapper.sh blank=fast 等で行えます。
○FreeBSD 5.0-RC3
5.0 では burncd 及び ATA ドライバが DVD+RW に対応しています。
burncd -f /dev/acd0a format dvd+rw でフォーマット後、
burncd -f /dev/acd0a dvdrw data <IMAGE> fixate で書き込めます。
なぜに format は dvd+rw なのに、他は dvdrw なんでしょうね ;(
DVD+R に関しては 4.7-RELEASE と同じです。
-t が効かないのも同様です (試してないけど、DVD+RW でも効かないと思う)
SCSI 経由の cdrecord に関しては 4.7-STABLE と同様に利用可能です。
実行ファイルのみ cdrecord-prodvd-2.0-i386-unknown-freebsd5.0 に入れ替える必要があります。
■ 総論 ■
FreeBSD のみで利用するのであれば、どの形式を利用しても問題無いと思います。
Windows でも読みたいというのであれば DVD-R が安定でしょうか。
ただし、そのためには 4-STABLE 以上を利用する必要があります。
現状、Windows 側で UDF で焼いてしまうと FreeBSD で読めませんので、両対応のディスクを作る場合には iso9660 で焼く必要があります。
Windows 側で各種メディアを iso9660 で焼いた場合の読み込み性能はどの程度なのか気になるところです。
戻る